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水滸伝 17 朱雀の章 (集英社文庫 き 3-60)



水滸伝 17 朱雀の章 (集英社文庫 き 3-60)
北方 謙三
水滸伝 17 朱雀の章 (集英社文庫 き 3-60)
定価: ¥ 630
販売価格: ¥ 630
人気ランキング: 36883位
おすすめ度:
発売日: 2008-02-20
発売元: 集英社
発送可能時期: 在庫あり。

楊令が成長
いよいよ北方謙三の水滸伝も終盤。ここのところ忙しくて本も読めず、すでに18巻も文庫化されたのを知り、慌てて読んだ。

遂に魯達も死んだ。花和尚と呼ばれ、私が一番好きな人物だったのだが、残念。代わりにあの青面獣といわれた楊志の息子、楊令が成長し、気になる男になった。

双頭山壊滅しかし高廉の軍を殲滅
前回の官軍20万の総攻撃時に首の皮一枚で生き残った双頭山が陥落。
梁山泊軍の破滅が始まるかと思いきや、公孫勝ひきいる致死軍が青蓮寺の闇の軍である高廉の軍をついにせん滅。
結末はわかっていても梁山泊軍をとにかく応援してしまいます。

敵がインフレ化?
前の巻から童貫がその力を発揮して来ていますが、
さすがにこれは強過ぎでは。
この強さの軍が五万も維持できるのなら宋国は腐敗していません。
蔡京までもが役人の腐敗に全力で対応しようとするなら、
梁山泊の存在意義はなくなりますね。
国内を疲弊させて遼や金に攻め込ませるきっかけを作った
亡国の徒ということになってしまいます。
梁山泊軍を強く描き過ぎ、そのぶん敵も強くしなければならなくなった、
少年漫画で見られる”敵のインフレ”傾向が見られますね。
馬万里が関勝と互角の一騎討ちを見せるシーンでは
”水滸伝・天命の誓い”や”神聖・馬万里同盟”のファンたちは
呆然とし、感涙にむせんだことでしょう。
”驚愕のあのシーン”シリーズは今回は燕青。
林冲・武松・魯智深・扈三娘などで
すでに”驚愕”とも言いがたい状況ではありますが…。
高井康典行氏の解説は冷静かつ数値を交えて具体的で、
さすがと思わせるものがあります。
宋代の研究者が増えるといいですね。

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